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採卵のデメリット?体外受精の選択肢、移植の方法はどれを選べばいいのか知りたい【今年ママになりたい】

2024/04/03 公開

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「主治医にはちょっと聞きにくい…」という、赤ちゃんが欲しい読者からの疑問をドクターに質問!今回は「体外受精の胚移植」について。木場公園クリニック理事長・吉田 淳先生に詳しく解説してもらいました。

【質問】胚移植後の黄体補充は必要ですか?

Yさん(38歳)
└状況:採卵2回で4個の凍結胚はできたが、最初の凍結融解胚移植では着床せず

いま凍結胚が3個あります。2カ月前に自然周期を希望して行った胚移植では、子宮内膜の状態は悪くなかったのですが、残念ながら妊娠できませんでした。次回は、やはりホルモン補充周期にしたほうがよいでしょうか?

関連記事→体外受精の胚移植、新鮮胚と凍結胚どう違うの?どちらがいい?

【ドクター回答】凍結胚移植では、ホルモン補充周期をおすすめします

採卵した周期では、自然に排卵した場合と比較して、黄体機能(黄体からのプロゲステロンとエストロゲンの分泌)が低下します。採卵のときには卵胞液ごと吸いとるので、将来黄体になるはずの細胞もいっしょにぬけてしまうからです。

ですから、より妊娠しやすい状態をつくり、妊娠した場合は維持できるように、黄体から分泌している2種類のホルモンの補充をしていく必要があります。黄体補充というと、プロゲステロンの補充しか行わない施設もありますが、当院ではプロゲステロンとエストロゲン両方の補充を行っています。

また、凍結胚移植の場合ですが、当院のデータで自然周期とホルモン補充周期を比較すると、補充周期のほうが3%くらい妊娠率が高いという結果が出ています。

補充周期では自然の排卵が起きないようにコントロールして、エストロゲン製剤で子宮内膜を厚くしていきます。この方法は、タイミングを合わせるのがむずかしい自然周期とくらべて、胚移植の予定をたてやすく、仕事を持っている人などにも向いています。デメリットとしては、妊娠成立後まで長く黄体ホルモン補充が必要になることです。

『赤ちゃんが欲しい 体外受精&顕微授精 総力特集号』より

【注目記事】体外受精とはどのような不妊治療?大まかな流れやよくある疑問

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監修
監修

木場公園クリニック理事長。1986年愛媛大学医学部卒業。日本では数少ない女性と男性両方の不妊症の診察・治療ができる生殖(リプロダクション)専門医。1999年、木場公園クリニックをオープン。2019年には駐車場から一人目不妊治療と二人目不妊治療をセパレートした「つくば木場公園クリニック」を開設。

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