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体外受精が自然妊娠よりも「子宮外妊娠」のリスクが多くなるのはなぜ?【不妊治療専門医に聞いてみた】

2023/08/25 公開

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排卵誘発や採卵、移植などのプロセスが多く、通院回数もふえる体外受精と顕微授精。正しい知識を持ち、治療について理解することが重要です。木場公園クリニック理事長 吉田 淳先生に体外受精・顕微授精の気になる質問について解説してもらいました。

<体外受精&顕微授精の疑問>
体外受精で子宮外妊娠のリスクが多くなるのはなぜ?

そもそも、子宮外妊娠(異所性妊娠)とは?

胚が子宮ではない、卵管などに入り込んで着床している状態のこと。診断がついたら早めに処置を行う必要があります。そのまま胎児が大きくなると、卵管が破裂して大出血を起こし、母体の命に関わることもあるためです。

不妊治療において、妊娠5~6週で超音波検査を受けるのは、正常妊娠かどうかをきちんと確認する必要があるからなのです。

関連記事:子宮外妊娠の可能性も!すぐに受診すべき急な痛みとは?

体外受精での子宮外妊娠のリスク…「卵管の状態が悪いケースが多いから」とされています

自然妊娠とくらべると体外受精のほうが子宮外妊娠になる確率が高いといわれています。

体外受精を受ける女性は卵管の状態が悪い場合が多いことや、移植するときに受精卵(胚)をスムーズに子宮腔内に入れても、子宮の異常収縮などで胚が卵管に移動してしまうことなどが理由とされています。

体外受精の流れをおさらい!

夫婦で検査→卵子を育てる→卵子を成熟させる→採卵&採精→卵子と精子を受精させる→受精卵を培養して育てる→受精卵を子宮に戻す→妊娠判定
体外受精の治療の流れをくわしく知ろう

赤ちゃんが欲しい 妊活100問100答』より

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監修
監修

木場公園クリニック理事長。1986年愛媛大学医学部卒業。日本では数少ない女性と男性両方の不妊症の診察・治療ができる生殖(リプロダクション)専門医。1999年、木場公園クリニックをオープン。2019年には駐車場から一人目不妊治療と二人目不妊治療をセパレートした「つくば木場公園クリニック」を開設。

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