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まずは何から始めたらいい?できれば自然に妊娠したいなら「タイミング法」からトライしてみよう

2023/11/13 公開
2023/11/28 更新

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赤ちゃんが欲しい!でも、できれば自然に授かりたい・・・そんなカップルも多いのでは?そこで、妊活のファーストステップともいわれる「タイミング法」について、山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生に教えてもらいます。

監修
山下レディースクリニック
山下 正紀 院長

97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

赤ちゃんが欲しいと思ったら、まずは何から始めたらいいですか?

質問者データ
29歳/夫の年齢30代/妊活歴:これから/既往歴:なし

そろそろ赤ちゃんが欲しいと思っています。妊活と言っても、何から始めればいいのか知りたいです!

タイミング法へのチャレンジが妊娠へのファーストステップです

避妊しないでセックスすれば、必ず妊娠できるというわけではありません。卵子と精子が出合う「タイミング」が、妊娠に至るいちばん重要なポイントです。

卵子の寿命は排卵後24時間。一方、精子の寿命は、射精から平均3~4日とされています。

ということは、多めに見積もっても1カ月のうちで卵子と精子が出合える可能性があるのは、5日間程度。そこで、排卵の予測をきちんと立てたうえで行うのがタイミング法です。

タイミング法なら医療の介入が低く、自分たちでトライできる

不妊治療といえば、体外受精などの高度治療がクローズアップされがちですが、最も医療の介入度が低く、自分たちで完結できるタイミング法で妊娠できれば、それはとてもハッピーなことです。

年齢的に20代から30代前半くらいまでは時間的に余裕があるので、特に月経不順などのトラブルがないなら、まずはファーストステップとして、タイミング法から始めてみましょう。

妊娠例の治療法内訳(山下レディースクリニック 2016〜2020成績)

円グラフ:妊娠例の治療法内訳(山下レディースクリニック 2016〜2020成績)

できれば自然に赤ちゃんを授かりたいと思うのは、誰もが持つ気持ち。タイミング法は、心身への負担が圧倒的に少なく、金銭的にも最も負担が軽くなります。

関連記事:できれば自然に妊娠したい!病院に通わずに【自己流のタイミング法】を徹底解説


妊活スタート!治療の流れ

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから

●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。


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監修
監修

山下レディースクリニック院長。
1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。86年オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。90年神戸中央市民病院に着任。産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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