2ページ目(3ページ中) | あこがれの幼稚園の先生に!だけど、妊活との両立は難しかった。退職勧告も…【100人の妊活・不妊治療記#006】
こちらは先生たちも穏やかな方が多く、残業もなく、とても働きやすい環境でした。そろそろ赤ちゃんが欲しいなと思い始めたのは、新しい幼稚園で働き始めて半年ほどたったころ。
年上の夫とは学生時代に友人の紹介で出会いました
自己流でタイミングをとるために基礎体温を測ったり、排卵検査薬を使ったりして排卵日を調べはじめました。基礎体温では高温期と低温期、二相にわかれるので、きちんと排卵されていると思ったんですが、排卵検査薬ではなぜか毎日「陽性」がでるんです。これはおかしいぞ?と思い、かかりつけの婦人科クリニックで相談しました。
すると、多嚢胞性卵巣症候群と診断。お薬を処方されて、タイミング指導が始まりました。
多嚢胞性卵巣症候群という病気のことは、全然知らなかったです。自分でネットなどで調べて、「あ、こういうことなんだな」とわかった感じで、同時に「私って妊娠しづらいのかな…」とも思い始めました。
実は、私の母も私を授かるまで4~5年近くかかっているんです。母に聞くと、母の場合は原因を調べてもわからなかったそう。母から「お母さんは原因がないのに、長い間できなかった。でも、あなたは原因がわかっているんだから、きっとだいじょうぶ」と言われて、ちょっと元気がでました。
職場には、妊活のことを伝えづらかった
通院するときはいつも早退させてもらっていました。幼稚園の休みは土日で、平日に休むのは難しいからです。仕事が終わるのはだいたい18時くらいですが、病院は16時半までの受付。ですから、15時半に早退してダッシュでクリニックへ…という感じでした。
園長先生に「この日だけちょっと早めに帰らせてもらいたいんですけど…」のように伝えていました。とくに理由は言っていませんでしたが、きっと内心「なんで早く帰るんだろう」と思われていたんじゃないかと思います。
それに、幼稚園で働く女性で、そのとき結婚していたのは私だけ。それ以外はみなさん独身でした。妊活をしていると言える雰囲気でもなかったですし、話したとしても、理解してもらえるか不安だったので、ひとまずは話さずにいようと思いました。
あと、私はもともと冷え性なんですが、幼稚園の建物自体が冬はすっごく寒いんですよ。廊下が外にあるので、教室を一歩でるとすぐに外。あたたかいのは職員室くらいなんです。だから冬場は常に暖かい靴下を履いて、ズボンの中にもヒートテックのようなものを履いて、お腹と背中にカイロを貼って、飲み物は常に温かいものにして、お風呂は必ず湯船につかって…と冷え対策は万全にしていました。
すれ違いの日々「じゃあ、どうすればいいんだよ」
クリニックでタイミング指導を受けていましたが、私も夫も忙しく働いていたので、お互い疲れてしまって、タイミングがとれなかったことも多かったです。夜は疲れてできないから、じゃあ朝にしようってなるんですけど、私は朝早く出勤しないといけないので、それもちょっと大変で。
「じゃあ、どうすればいいんだよ」みたいになって、ケンカっぽくなったこともありました。私は仕事に家事に通院にいろいろがんばってせっぱつまっているし、夫は夫で怒っているし。そういうすれ違いはけっこうありましたね(苦笑)。
タイミングをとる日は、「コウノトリ」というアプリで共有していました。お互いのスマホにこのアプリを入れて、私の生理周期を入れておくと、排卵日を予測して教えてくれます。
排卵日になると、「今日は早く帰ろう」のようなコメントが出てきて、「帰るよ」「待ってる」というボタンでお互いやりとりができるんです。「今日タイミングをとる日だからね」って直接口に出さなくても、アプリを見て「今日は早く帰らなきゃ」って思ってもらえるのは、すごく便利でした。
妊娠判明!でも同時に退職勧告…!?
妊娠がわかったのは、通院をはじめて5ヵ月ほどたったとき。ある日、すごく気持ち悪くて「もしかして?」と思い、妊娠検査薬で調べたところ、陽性!ちょうど冬がおわって、ぽかぽかと温かくなってきたころの妊娠判明だったので、私の場合、冷えが大きく関係していたのかもしれません。
無事に妊娠できて、大喜び!のはずなんですが、このあとがまた大変で…。
妊娠判明と同時につわりも始まって、私の場合つわりがけっこうひどかったので、仕事を休まざるをえない日もでてきました。園長先生には妊娠していることを伝えてお休みさせてもらっていたのですが、それが理事長先生の耳に入ったようで…。
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