2ページ目(2ページ中) | 【産婦人科医YouTuberの妊活体験】37歳で不妊治療クリニックを受診。病院選びの3つのポイントとは?
家族プランによっても妊活の「お急ぎ度」は変わる
私が最初から体外受精までを視野にいれたクリニックを選んだのは、37歳と妊娠しにくい年代に入っていたことがひとつ。さらには、できることなら子どもは何人か授かりたい、という希望を持っていたことも大きな理由です。
30代後半から一人目の妊活に取り組むのですから、第一子をスムーズに授かれたとしても、第二子以降の妊活は40歳を超えている可能性が高いでしょう。40歳をすぎれば、今よりもさらに妊娠しにくくなることは間違いありません。それならば、第二子以降のために受精卵の凍結をしておきたい、と考えたのです。
子どもは1人でいい、と考える場合と、2人以上授かりたいと希望する場合では、妊活のスピードもおのずと変わってきますよね。夫婦でしっかり話し合うとともに、主治医の先生にも家族計画を含めて相談できるとよいと思います。
ドクターショッピングに陥らないように注意!
しっかり調べて通い始めても、いざ治療がスタートすると「思っていたのと違う」と感じることもあるかもしれません。医師とのコミュニケーションがうまくとれない、という悩みもよく耳にします。
ただ、不満があるならすぐに転院したほうがいい、とも言えないのが不妊治療だと思っています。
不妊治療は、治療そのものが検査の役割も兼ねていることもあります。この治療ではあまりいい反応がなかったので、次はこういう治療にしようなど、医師は検査結果や治療経過にもとづいて、次の治療計画を立てていきます。
安易に転院をすると、「まずは標準的な治療から」と、それまでの治療が振り出しに戻ってしまう場合もあることは、頭に入れておく必要があるでしょう。曖昧な理由での転院は、ドクターショッピングになってしまう恐れもあります。
また、凍結受精卵がある場合、転院先のクリニックには移送できず、廃棄になってしまうこともあります。
その一方で、転院して治療方針をガラッと変えることで、うまくいく場合もあります。
大切なのは、二人が納得して治療に臨めること。私は主治医の先生を信頼していたので、結果が出なくて苦しいときや不安なときも乗り越えることができました。
最終的には、「医師を信頼できるかどうか」が一番のポイントかもしれませんね。
取材・文/浦上藍子
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「山王ウィメンズ&キッズクリニック大森」院長。1984年東京都出身。2009年に東邦大学医学部を卒業後、東邦大学医療センター大森病院産婦人科、東邦大学医療センター大橋病院を経て、2024年6月に独立開院。産婦人科に、小児科や内科、泌尿器科も併設し、赤ちゃんから高齢まで一生にわたるヘルスケアができるクリニックに。2023年に体外受精により妊娠・出産し、双子のママに。〈産婦人科医YouTuber〉としてSNSで医療情報の発信を行っている。
YouTube●https://www.youtube.com/@renatkhsh
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