4ページ目(4ページ中) | 【品川 祐さん妊活インタビュー】「赤ちゃんが欲しかったのはオレ。でも、苦労したのはヨメ」
もう少しがんばってみて、ダメなら養子縁組とか、里子を育てるとか、いろんな方法を考えてみて、最終的に子どものいない人生を選んだっていい。浮いた時間やお金で、趣味や仕事の幅を広げることもできるよ。
自分の人生だもん、たいせつに。
●年賀状の赤ちゃん写真を見ると心がズキンとします。心が狭い自分がイヤ…
心のズキンは、だれにでもあるよ。独身だったら「結婚しました」ハガキでズキンだし、子どもが生まれたって、ほかの子の成績表を見てズキン、運動会でビリだったらズキン。
一生、どんなときもズキンはあって、それは心が狭いからじゃない。そんなに自分を責めないことだよ。
●「赤ちゃんはまだ?」と聞かれるのがイヤ。どう答えたらいいの?
気持ちわかるけど、つい聞いちゃう人の気持ちもわかる。自分も昔は聞いたし。「相手もいろんな経験を積んで聞いちゃいけなかった」っていつかわかるんだから、許してやってください。
もし言われたら、正直に「欲しいんだけど、なかなかね」って言えばいい。ふつう、それ以上突っ込まないから。
●タイミング法を実施中。でも、「いきなりはムリ」と夫がイヤがります。
最初のうちはがんばれても、1年とか続くと男はしんどくなるんだよね。
でも、ヨメさんはそれを感じつつ、「今日だよ」って言わなくちゃいけないわけでしょ?病院行って、痛い注射して、「今日しよう」って言うヨメさんのこと考えると、男がアレコレ言える立場じゃない。AVでも見て、無理やりその気になりなさい。
●夫に「オレはずっとふたりでもいい」と言われるとつらくなります。
オレも言いました。「そのうちできるよ」も、「子どもいなくたっていいじゃないか」も、全部思いやりから出ているつもりなんだけど、傷ついている女性にしてみれば、よけいな言葉なのかもしれない。
でもダンナは一生懸命励ましていると思うんだ。自分の気持ちを伝えて、ちゃんと話し合うことが大事じゃないかな。
●やたらと体外受精をすすめる病院がちょっとイヤなんです。
うちもそうだった。ネットで調べて行った大きな病院で、「すぐ体外受精しよう」と言われました。でも、ヨメは体外受精に抵抗があったようなので、すぐ病院をかえました。
自分たちなりの治療のペースがあると思うので、医師に伝えて、うまく伝わらないようなら病院をかえる。ただでさえ大変な不妊治療、無理する必要はないよ。
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●神頼みって効果があると思いますか?
子宝の湯とかには興味なかったけど、神社めぐりはしましたよ。もともと好きなんで、散歩みたいなもんだけど。
あ、でもヨメが妊娠してから伊勢神宮の子安神社に行って小さな鳥居を奉納しました。安産祈願のご利益はあったかな。ここは、子どもを授けることでも有名らしいよ。
品川 祐さんプロフィール
1972年、東京都生まれ。23才のとき、吉本総合芸能学院の第一期生に。1995年、お笑いコンビ「品川庄司」を庄司智春さんと結成。2006年、自身の体験をモチーフにした小説『ドロップ』で作家デビュー。映画化にはみずからが監督・脚本を務めるなど、多彩な才能を発揮している。公式Twitter @shinahiro426
※インタビューは『赤ちゃんが欲しい2011秋』掲載当時の内容です。
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