その後、採精を終えた夫と合流。培養士さん、夫、私の3人で話をする時間があり、そこで採れた卵子の写真を見せてもらい、夫の精子の運動率データなどもいただきました。さらに先生からも色々と説明を受け、受精結果は明日わかるということなどを丁寧に教えてもらい、帰宅。
そして翌日、メールで「受精しました」という連絡があり、数日後、新鮮胚移植(受精卵〈胚〉を凍結せずに1回の生理周期内で子宮へ戻す方法)へ。そのとき、子宮の中に受精卵を戻す瞬間の動画がリアルタイムで見られたのは感動しました。
その10日後に着床が確認され、「おめでとうございます!」と言葉をかけていただいたときは、涙があふれました。
妊娠・出産は何があるかわからない
不妊治療にかかったお金については、第1子妊活当時は保険診療前でした。ざっくりとしか覚えていませんが、最初のレディースクリニックでは検査や人工授精代で20万円ほど、転院先の不妊治療クリニックでは、検査代や体外受精代などを含め約70万円、トータルで100万円弱はかかっていたと思います。

念願のマタニティフォト♡
妊娠経過は順調で、おなかの中の赤ちゃんもスクスク育ってくれて臨月に突入したのですが、予定日まであと1週間というところで、突然胎動を感じなくなってしまったんです。緊急入院となり、そのまま帝王切開での出産となりました。
妊娠・出産は何があるかわからないことを実感しながら、無事に生まれてきてくれて本当にうれしかったです。
その後、初めての自然妊娠!でも…
第1子を不妊治療で授かった私ですが、出産から半年も経たずに自然妊娠したんです。自己流と病院指導のタイミング法、人工授精、体外受精と、これまで一度も自然妊娠したことがなく初めての経験だったので、「私も自然妊娠できるんだ!」とうれしい気持ちになりました。
1回の体外受精でうまくいったこともあり、次の妊娠がわかったときはすぐに家族などに報告。早速スマホに妊娠アプリを入れて、名前(胎児ネーム)も登録して、二人目出産に向けてすごく気分が上がっていました。
でも、妊娠8週ごろ病院を受診したときに胎児心拍が確認できず、先生から「稽留流産です」と告げられました。
一人目を帝王切開で出産していたこともあって、処置は手術ではなく自然排出のほうがいいとのこと。子宮内容物を自然に排出されるのを待つので、赤ちゃんの心拍が止まっているのにつわりはあるし、流産とわかったあとも病院に行かなくてはならないし、とても虚しい気持ちになったことを覚えています。
すごく悩んだ「流産公表」のタイミング
これまで、採卵や移植、採精のことなど不妊治療の詳細を包み隠さず動画で発信してきた私たちでしたが、その後しばらく流産のことを話すと泣いてしまう精神状態が続いたので、流産については公表しない選択肢もあるかな、と思っていました。

YouTubeチャンネル『カブしょこ新婚夫婦』で不妊治療のリアルを発信。
でも、流産経験を発信しているかたのYouTubeやブログなどを見て私自身が救われた経験もあり、不妊治療のときのようにすぐに公表することはできませんでしたが、流産から約1年という時間を経て、公表することにしたんです。
稽留流産という悲しいできごとがありましたが、長男出産から1年後、二人目妊活を始めることを決めました。
インタビュー続きを読む>>新鮮胚移植、凍結胚移植、自然妊娠で3人の男の子のママに。メンタルの限界を乗り越えて【浜田翔子さんインタビュー/後編】
PROFILE●浜田翔子(はまだ しょうこ)さん

1986年1月1日生まれ、京都府出身。2003年よりレースクイーンとして活動し、その後はグラビアアイドル、タレントとして活躍。2020年6月にYouTuberのカブキン氏と結婚。21年12月に第1子、24年1月に第2子、25年1月に第3子を出産。YouTubeチャンネル『カブしょこ新婚夫婦』▶https://www.youtube.com/@kabushoko Instagram▶instagram.com/shoko_hamada X▶twitter.com/shokohamada
取材・文/田代祐子
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