男性の中には嫌々検査を受けに行くという人もいるようですが、夫は協力的で、文句を言うことなくクリニックを受診して検査を受けて、「(数値)こんなんだったよ」と結果を私に見せてくれました。
こんなふうに、いい意味で飄々と不妊治療に取り組んでくれたのは、私にとってはありがたかったですね。
「大宮八幡宮」の夏祭り。ゆってぃの地元の近くにあり、安産や子育てにご利益があるとのことで妊活中に訪れました。娘のお宮参りも同じ場所、大宮八幡宮へ。
夫から送られてきた、埼玉県の秩父にあるパワースポット「三峯神社」の写真。お笑いコンビ「響」の小林さんとゆってぃの2ショット。
夫婦で不妊原因は見つからず、そんな矢先に…
結局、夫婦ともに大きな問題はなかったものの、AMH値の結果を受けて、早速、病院指導のタイミング法に挑戦することになりました。でもそんな矢先、なんと2回目の自然妊娠がわかったんです。
けれど、そのときも悲しいことに流産という結果に。妊娠5週目の初期流産でした。
当時のことは、インタビューを受けている今も思い出すのがとてもつらいです。でも、このできごとがあったからこそ不妊治療を頑張ろう!と、さらに気持ちが強くなったかもしれません。
流産を2回経験したことで、ドクターに不育症の検査についても質問しました。ドクターからは「もし3回目の流産をすることがあったら検査をしましょう」という返答。
そのときのドクターの言葉を自分の中ですんなり受け入れられたおかげで、もしかしたら不育症なのかな…?と過剰な心配をせずに、再び妊活に取り組めたのかなと思います。
人工授精へのステップアップには戸惑いも
タイミング法は5ヵ月間ほど挑戦しましたが、残念ながら思うような結果が出ませんでした。そこで、次のステップの人工授精をすることに。ステップアップはドクターの方針でした。
最初の段階でドクターからは、「だいたいこれくらいの回数や期間でタイミング法に挑戦してみて、そこで授からなかったら、その時点で人工授精にステップアップしてみましょう」といった治療スケジュールの提案をいただいていたんです。
なので、自分からステップアップしたいですと言ったわけではなく、治療は基本的にドクターの提案に沿って進めていく形でした。
ただ、タイミング法から人工授精にステップアップを決めたとき、一気に“治療感”が出てきたな、と。それに少し戸惑ったというか、迷いが生じたというか…。そんなこともあり、人工授精1回目を行う時期が予定よりも1~2ヵ月後ろ倒しになってしまいました。
でも、その間に夫婦でじっくり不妊治療や今後について話し合って、「早く授かりたかったら、やっぱり確率の高い人工授精がいいよね!」とう結論にいたり、納得したうえで人工授精に挑戦することができました。
精液採取&持参には毎回ドキドキ
人工授精は合計4回経験しましたが、大変だったことのひとつが、“精液採取&持参”!
排卵日に合わせて精液をクリニックに持参するので、まずはその日に夫が在宅かどうかを確認。営業などで地方に泊まりが入った場合は泣く泣く諦めることになるので、ドクターから「3、4日後に排卵しますよ」と言われたらすぐに夫に電話をして、「その日は都内にいる?」と聞くのが恒例に。
お笑い芸人という仕事柄、急に仕事が入ったり、直前まで予定がハッキリわからなかったりして不規則なので、スケジュール管理がすごく難しかったですね。
あるとき、採取日にかぎって夫が仕事で早朝に家を出なくてはいけないことがありました。自宅で採取してからクリニックへ持参するまでの時間が2時間と決められていたので、早めに採取してしまったら「クリニックの開院時間までに2時間すぎちゃう〜(涙)」と焦ったことも。
クリニックには事前に相談をしていたので難を逃れたからよかったものの、このときのことは今思い出してもドキドキします(笑)。精液を時間内にクリニックに届けるという任務は、毎回ひと苦労でしたね。
もちろん、夫は夫で仕事に行く前の朝早い時間に精液を採取するのだから、それも大変だったと思います。でも、そんなときも嫌な顔をせずに取り組んでくれたので、夫には本当に感謝しています!
東京ディズニーランドに行ったとき。いつか子どもと来たいな♡と思いながら、妊活中の気分転換になった思い出です。
続きを読む>>「ちっちゃいことは気にするな!」精神が、妊娠につながったのかも〈石川あんなさん妊活記・後編〉
PROFILE●石川あんなさん
1990年11月10日、愛知県出身。2013年にグラビアアイドルとしてデビュー。その後はタレントとして活躍。2022年3月にお笑い芸人・ゆってぃさんと結婚。2025年1月に第一子となる女の子を出産し、ゆってぃさんとの夫婦&親子仲睦まじい様子を投稿しているインスタグラム(@anna_iskw)も人気。
取材・文/濱田恵理
〈あかほし会員だけが読める!限定記事も大充実〉
あかほし会員だけが読める記事も公開中です。どんな記事があるのかラインナップをチェック!
https://akahoshi.net/article_tag/member/
\あかほし編集部おすすめ記事☆Pickup/
信頼できる医師との出会いで、“不妊治療のモヤモヤ”がなくなった!|大場美奈さん妊活インタビュー【中編】
夫婦の思いが一致したけれど、決してスムーズにはいかなかった妊活【西野未姫さんの妊活・中編】
誰にも言えなかった不妊治療。2年の月日が俺には10年に感じるほど長かった|ダイアモンド
ユカイさん〈男性妊活〉体験記【後編】
パートナーが妊活に非協力的…そんな男性にはこんな言葉を【おばたのお兄さん男性妊活インタビュー/後編】
〈子宝風水〉妊活運アップに!2025年巳年のラッキーアイテム&カラーを発表【星読み師★takaがアドバイス】
【Dream Ayaさん】赤ちゃんにだって、生まれたいタイミングがある。それに気づいてラクになった【後編】
受精卵の発育はよくなかったけれど、先生の言葉「大丈夫!」を信じて【相席スタート・山﨑ケイさん妊活記〈中編〉】
【大島美幸さん2人目妊活記】できれば続けたかったけれど…2人目妊活を卒業することを決めました【中編】
陽性判定から一転、稽留流産に。夫に「もう無理かもしれない、ごめんなさい」と弱音を|大堀恵さん2人目妊活【中編】
42歳。卵子が少ない?アラフォーの厳しさを痛感しながら二度目の採卵へ|フリーアナウンサー・大久保涼香さん妊活記/中編
主治医から「もう厳しいかもしれない」と告げられて。でも私の気持ちは意外にも【宮崎宣子アナウンサーの40代妊活〈中編〉】
授かりレシピを考案して自ら実践!食事と夫の存在が妊活中の支えに〈料理研究家もあいかすみさんの妊活記〉後編
男性不妊?夫の検査結果に衝撃!でも、夫婦の絆が強くなって顕微授精にトライ!【ゆんさんの妊活・不妊治療体験談/後編】
妊娠9週の壁?流産が怖い…どうしたら乗り越えられますか?【医師監修】
【妊娠初期の4大トラブル】「つわり」「下腹部痛」「出血」「便秘」の原因と対策は?/医師監修