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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【2人目妊活】妊活中の夫婦関係悪化とストレスを避けるために、舟山さんがとった方法は…?クリニック選びはコレを重視【後編】

【2人目妊活】妊活中の夫婦関係悪化とストレスを避けるために、舟山さんがとった方法は…?クリニック選びはコレを重視【後編】

2025/08/21 公開
舟山久美子

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2024年10月に第2子を出産した舟山久美子さん。前編では、黄体機能不全から体外受精を選択した経緯を語ってくれました。

後半では、クリニック選びの決め手や、妊活中の夫婦ケンカをなくすコツをインタビュー。ストレスを減らし、スムーズに妊活を進めるヒントがたくさん詰まったお話をどうぞ。

インタビュー前編を読む>>【2人目妊活】タイミング・体外受精・クリニック選び・仕事との両立。舟山久美子さんのリアル体験インタビュー【前編】

クリニック選びの基準は「働くママに優しいところ」

―クリニック選びの決め手は何でしたか?

決め手になったのは、働くママに優しくて、仕事をしながらでも通院しやすい環境が整っていた点です。クリニックに託児所がついていて、朝の8時台から診ていただけました。当時は上の子の送り迎えは私がしていたので、朝から受診すれば保育園を休む必要がなく、仕事や生活リズムがいつも通りというのがとても助かりました。

―クリニックによって治療方針は異なりましたか?

違いました。けれども治療方針については事前にたくさん調べる中で「初めから体外受精にトライしたい」と方針が決まっていたので、それを伝えて先生に理解いただくという感じでした。

―治療方針以外のことが決め手になったというわけですね?

治療方針や実績ももちろん大事ですが、自分のスタイルに合うかというのも重要だと思います。妊活はそれ自体が女性にとって繊細なことなので、クリニック通いのささいなことがストレスにならないことが大事だと思います。

待ち時間が長いのが人によってはストレスになるし、逆に許容できる人もいるかもしれない。通いやすい場所にあることが大事という場合もあるかもしれませんよね。

舟山久美子

妊活中も夫婦ケンカなしの秘訣は、「仕事脳」を使ったコミュニケーション

―妊活中は夫婦のコミュニケーションがうまくいかず、ケンカになるケースも多いです。

1人目の妊活中は、とにかくストレスが心にも体にも影響するんだと実感しました。また、私はつらいのがあまり表に出せないタイプで、産後の育児が大変だったときは「なんで私ばっかり」と心の中で夫に不満を抱えていた時期もありました。

なので2人目の妊活にあたっては、夫とのコミュニケーションもストレスを感じないように、事前に調整しました。

具体的には、今やっている家事、育児のタスクを細かく書き出して「どこか担当できそうなところはある?」と細かくすり合わせをして、上の子の送り迎えなど、私の担当をいくつか引き取ってもらってから妊活をスタートさせました。

―そのすり合わせ、拒否反応が出ませんでしたか?

実は、1人目のときに同じことをして「仕事みたいで疲れる」と言われた経験があったんです(笑)。なので今回も、仕事と育児のタスクをいきなり見せると拒否反応が出るだろうなと思っていました。

そこで今回は、夫の「仕事脳」のタイミングを狙いました。仕事中にLINEで「こういう目的でタスクを書き出してみたよ」と相談ベースで送り、まずは意識に入れてもらう。夫が「あの件どうする?」と話題に出したタイミングで具体的に詰めていくと、スムーズでした。

―仕事中はそういう話をしないほうがいいのでは?と思ってしまいがちです。

私も初めは仕事中だと思って遠慮していました。でも、帰宅後にスイッチオフモードになってしまっても話がしにくい。だから家事や育児の分担もタスクのひとつとして、仕事脳のときに認識してもらうほうが頭に入りやすかったようです。

―舟山さんの作戦が功を奏したんですね。

おかげで、2人目の妊活中から産後の今にいたるまで、夫ともしっかり協力し合えているし、素直に感謝が伝えられる関係です。

妊娠中は上の子を積極的に遊びに連れ出してくれましたし、今、夜中の授乳は夫が率先してしてくれます。私は寝かしつけた後、朝までまとめて眠れるので体がとても楽。1人目の時は「仕事があるから」と協力が少なかったけれど、タスクを可視化して伝えたことで、夫も自分ができることを進んでしてくれるようになりました。

舟山久美子

妊活で大事なのは「1番大切なものを見極めて、他はこだわりすぎないこと」

―クリニック選びも、妊活中の夫婦関係も「準備10割」の賜物ですね。舟山さんの2人目妊活は大成功ですね。

妊活、出産を通して私が1番大切にしたかったのは、家族全員が笑顔でいること。本当は、ナチュラルな形で妊娠し、水中分娩をしたかったという希望もあるんです。でも、家族のストレスや負担を考えると私たちには体外受精が合っていたと思うし、出産は計画無痛分娩にしました。

1番こだわりたかったことだけは大切にして、他のこだわりを手放したことで、ベストな選択ができたと思っています。

舟山久美子

―妊活中は先が見えない不安から、選択にも自信がなくなりがちです。

今は情報過多なので、いろいろな体験談やドクターの意見に一喜一憂しがちですよね。私も以前はそうでした。でも、「自分がこうしたい」という気持ちが明確だと、おのずと選択肢がしぼられて進むべき道が見えてきます。

―「本当は自分がこうしたい」という気持ちに気づくのが難しいこともあります。

私がしてきたモデルや芸能界でのお仕事は、オファーをいただいたらそれに応える、いわば受け身の仕事です。なので私も「自分の本心」や「自分がこうしたい」がなかなかわからず、知らず知らずのうちにストレスや不満をため込んでしまっていました。

そんな自分を打開したくていろいろと試行錯誤を重ねた結果、毎日18時以降はスマホを触らないようにして、大事なことは手書きをするようにしています。情報過多な頭をリセットするのにとても役立っています。

それと、毎年お正月には京都に座禅体験に行き、内なる声に耳を傾けるようにしています。住職さんの言葉に気づきをもらい「今にフォーカスする」ことで、不満が減って、解決策が見えてくるようになりました。

―自分なりの頭の整理方法や、ストレス軽減法を見つけることが大切ですね。

そう思います。特に妊活中はとてもデリケートでストレスを感じやすい時期だからこそ、自分の軸をしっかり持つことが大切だなぁと自分自身の経験を通して感じました。

前編インタビューから読む>>【2人目妊活】タイミング・体外受精・クリニック選び・仕事との両立。舟山久美子さんのリアル体験インタビュー【前編】

PROFILE舟山久美子(ふなやまくみこ)さん
1991年東京都生まれ。17才のときにモデルデビュー。雑誌『Popteen』の専属モデルを6年間務め、現在はタレントとして活躍中。You Tubeチャンネルでは美容情報の他、仲良し家族の投稿も人気。

撮影/瀬津貴裕 スタイリング/加藤理奈 ヘア&メイク/Midori 取材・文/佐藤真紀

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