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「だれも」が「何回でも」保険で不妊治療できるわけじゃない?転院するときに気をつけておきたいこと【保険診療での不妊治療】

妊活ライフ
2023/11/25 公開

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医療費の一部負担で治療が受けられる保険診療が不妊治療にも適用されます。保険の対象となる治療には金額設定があり、どのクリニックでも同じ内容のパッケージ治療を同じ金額で受けることが可能です。

ただし、不妊治療では年齢制限や回数制限があるほか、保険診療外の治療や薬もあります。

そんな保険診療での不妊治療について、HORAC グランフロント大阪クリニック院長・森本義晴先生に聞きました。

転院するときは、回数制限に注意!自分の治療歴はメモして

体外受精・顕微授精・凍結胚移植では、保険診療になる胚移植の回数が決められていて、たとえ転院してもその回数は引き継がれます。

たとえば40歳未満の人の場合、胚移植は6回までで、A病院で4回胚移植して転院した場合、転院先のB病院で保険診療になる胚移植は2回までとなります。

当院にも保険診療開始後に転院してきたかたがいますが、移植の回数を忘れていたり、故意に違う回数を申告するケースもあります。

回数制限を超えた胚移植をすると保険診療外となり、その周期に行った治療は全額自費となってしまいます。

治療歴をしっかりとメモするなど、胚移植回数の申告は正確に行ってください。

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監修
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HORACグランフロント大阪クリニック院長。IVF JAPAN CEO。
日本受精着床学会常常任理事。日本IVF 学会前理事長。アジア生殖医学会理事。関西医科大学卒業、同大学院修了。韓国CHA University客員教授、近畿大学先端技術総合研究所客員教授、岡山大学客員教授。世界最大の不妊・不育治療専門機関「IVF なんばクリニック」「IVF 大阪クリニック」「HORACグランフロント大阪クリニック」を開設。気功や漢方など東洋的手法にも造詣が深い。最新刊に『はじめての不妊治療 体外受精と検査』がある。

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