3ページ目(4ページ中) | 25歳をすぎたころから要注意!将来、妊娠を考える世代が最も注意したい病気とは?【プレコンセプションケア講座】
でも、これから妊娠をめざすプレコン世代の女性の中には「きれいになりたい」という気持ちから無理なダイエットをしている方も少なくありません。
「きれいになる」ためには、心も体も健康でいることが大前提となります。そして体の中が必要な栄養素で満たされていること。それらがあって、はじめて髪の美しさや肌のきれいさが成り立つと考えてください。
では、心と体を健康な状態にするために食事ではどんなことに気をつけたらいいかを解説します。
カロリー=命を維持するための「財産」
20代女性が1日に摂取を推奨されているのが2000キロカロリー。それに比べて日本では1600キロカロリーしかとっていない状況です(2019年調べ)。
摂取したカロリーは、まず生命を維持するために使われていくので、カロリーが不足してしまうと、ぐっすり眠れない、PMS、頭痛、貧血など体の不具合が引き起こされてしまいます。しっかり必要なカロリーをとるように心がけてください。
たとえば貧血ぎみだからと鉄分などが含まれたサプリメントをとっている人もいらっしゃると思いますが、そもそもの栄養が行き届いていないとサプリメントも十分な効果を発揮することができません。しっかり、カロリーと栄養をとるようにしてください。
しっかりカロリーがとれているかを確認する目安がBMIと体脂肪率
しっかりカロリーがとれているかを確認する指標になるのがBMI(Body Mass index)です。
BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出し、出てきた数値によって低体重(やせ)、普通体重、肥満(1度)、肥満(2度)、肥満(3度)の5段階にわけられます。算出された数値が普通体重に相当する18.5~25未満であれば、食べている量と消費しているエネルギー(カロリー)量のバランスがいいということになります。
もう1つ注目したいのが、体脂肪率です。これは栄養状態の指標の1つで、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの必要な栄養素がとれているかを確認できます。
今、当院の患者さまで多いのがBMI的には「やせ」に入るのに、体脂肪率が「肥満」のカテゴリに入る人です。
きちんとした食事の代わりにお菓子のような栄養素のないものを食べていると「エンプティカロリー」といって、カロリーはあるけれど、しっかりと栄養がとれていないという結果が出る場合もあります。
体脂肪率を適正な数値にするためには、5大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)をしっかりとることが大切です。
関連記事:若い女性は戦後より飢餓状態⁉︎妊娠を目指す「よい体」ってどんなカラダだろう?
どんな「お皿」で食事をしている?
そうはいってもわたしたちは栄養素を食べているわけではありません。
関連タグ
佐野麻利子院長との2名の女性医師が、女性スタッフとともに女性ならではの目線を大切に診療。一般婦人科はもちろん、「プレコンセプションケア」に力を入れている。
「フィーカ」とはスウェーデン語で「ちょっとお茶でもしていきませんか」という意味。ブックカフェのようなくつろげる空間で、診察を待つことができる。働く女性のためのヘルスセミナーを院内で実施中。「女性ホルモンとの付き合い方」「キレイを作る食事法」は「ケアすることがキレイへの一歩」など、各回にテーマを設定しプレコンセプションケアへの学びを深めることができる(※予約制)。
- 24時間
- 月間
-
1【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生2〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】3〈アラフォー妊活〉体外受精の保険適用回数を考えて治療を進めることが大切【神奈川レディースクリニック】4【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈神奈川レディースクリニック〉胚培養士・鈴木亮祐さん5【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!6【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも7流産の原因は?自覚症状はある?防ぐことはできる?「自分を責めたり思い詰めたりしないで」【医師監修】8会員限定妊娠9週の壁?流産が怖い…どうしたら乗り越えられますか?【医師監修】92024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い10「流産」と診断されたら、手術が必要? 次の妊娠まで、どれくらい待ちますか?【医師監修】
-
1【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!22024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い3【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも4〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】5「今月もダメだった…」34歳で授かるのって難しいのかな。会社で評価されても私の心は晴れなくて【30%~私の妊カツ~】#1(前編)6【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生7「避妊してないのに妊娠しない。つまり私は…」妻の訴えに年下夫は【30%~私の妊カツ~】#5(前編)8【精液検査の体験記】「なんだかんだで採精室にワクワク!」人気ブロガーが赤裸々レポート!9「仕事が生きがいなんじゃない?」結婚5年目。年下の夫との仲はいいけれど、たったひとつ足りないものがあって【30%~私の妊カツ~】#1(後編)10「健康な30代でも1年以内に妊娠する確率は30%前後」そんなこと知らなかった【30%~私の妊カツ~】#6(前編)