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2ページ目(2ページ中) | 妊娠中も薬を飲むの?甲状腺トラブルを抱えながらの妊活…ついにわかった病名とは【甲状腺と妊活・後編】

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医師からは「出産までは服用を止めないように」との指示。そのため、当時は月に1回程度のペースで甲状腺疾患の専門病院にも通院していました。

しかし、同院に3回通ったタイミングで、夫の転勤が決まります。どの病院も通院するだけならあまり負担はありませんでしたが、転院となるとさまざまな手続きが大変…。とくに、引っ越しで家を離れるため、各病院から郵送される紹介状を受け取れないかも、と毎回ヒヤヒヤしていました。

とはいえ、転院がプラスになったことも。
引っ越した先での病院で、ついに甲状腺の症状に疾患名がついたのです。

転院先の医師によると「あえて言うのであれば、”甲状腺機能低下症”だろうね」とのこと。疾患名が分かったからといって治療法が変わるわけではないのですが、このときやっとスッキリしたのを覚えています。

さらに医師は治療や症状についても細かく教えてくれました。その内容を簡単にいうと、甲状腺ホルモンに関わるいくつかのホルモンがあり、そのバランスを薬で調整しているのだそう。わたしが服用していた薬にはそんな役割があったのです。

薬のやめどき。チラーヂンはいつ服用をやめる?

さて、転居からわずか1ヶ月後。今度は出産のために地元に戻ることになりました。もちろん、再度各病院から紹介状をもらい、実家のある県内の病院へ。総合病院での出産を決めていたため、甲状腺疾患は同じ病院内の内科で診てもらうことにしました。

この病院の医師に尋ねたのは「薬の服用のやめどき」でした。1つ目の病院で出産まではやめないようにといわれたことを伝えると、「その指示に従って大丈夫でしょう」とのこと。事前に行った血液検査などの結果からも、このような流れになりました。

その後、無事に出産を終え、約11ヶ月間の甲状腺ホルモン剤の服用が終わりました。これだけ長い期間、薬を飲み続けたことは初めてでしたが、とくに副作用もなく過ごせていました。

不妊治療の経験がなければ、おそらく甲状腺機能低下症や水泡に気がつくことはなかったと思います。この症状が今後、わたしの体にどう影響してくるのかまだ分かりませんが、これからも折に触れて気を配っておこうと思っています。

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不妊の原因をひとつひとつ取り除いていった2年半

今回の甲状腺機能低下症もそうですが、私たち夫婦の2年半の妊活は、不妊の原因を1つ1つ改善していく取り組みでした。とくに顕微授精になってからはこの傾向が顕著で、「妊娠しにくいとされる原因を減らすことで確率を上げていくみたいだね」と夫とも話していました。

甲状腺機能低下症も、薬の服用によって数値が正常値になったことは、プラスの作用だったと思います。遠回りな治療のように思えても、実は近道だったのかもしれないですね。

私が治療していたころよりも、今のほうが甲状腺機能について書かれているクリニックが多いように感じますので、調べてみるとより分かりやすい情報に出会えるかもしれません。わたしの経験も参考になったらうれしいです。

※あくまで個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

▶▶この体験談を最初から読む正常値より0.2% 高いだけなのに治療が必要!? 甲状腺機能のトラブルって思ったより身近だった

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