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33歳流産「一度妊娠したんだから大丈夫」と周りは言うけれど…。体外受精に進むべき?【医師に聞いてみた】

2024/01/17 公開

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妊活メディア『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』に寄せられたお悩みに、不妊治療専門ドクターが回答します。お答えくださったのは、田園都市レディースクリニックの河村寿宏先生です。

稽留流産のあと、6回の人工授精がうまくいきませんでした

質問者データ
妻33歳
夫39歳
妊活歴2年

人工授精2回目で妊娠しましたが、9週目で稽留流産しました。その後、さらに6回の人工授精をしましたが、うまくいきませんでした。

「流産だったけど、1度妊娠したんだから大丈夫だよ」と周りは言いますが、人工授精がうまくいかず、焦りと不安でいっぱいです。

稽留流産を経験したら、どのくらいで次の妊娠ができるのか教えてもらいたいです。子どもがほしくて不妊治療をしているのに、治療がストレスになってきている自分に、さらに自己嫌悪に陥っています…。

関連記事:人工授精って6回しても妊娠しないんですね。不妊治療すれば妊娠するものだと思っていました

【ドクター回答】人工授精を続けてみる、または体外受精へのステップアップを検討しても

「人工授精2回目でご妊娠されるも、残念ながら流産となってしまい、その後さらに6回の人工授精をしても結果が出ていない」とのことです。

人工授精の妊娠率は、年齢や方法にもよりますが、30歳代前半の方ですと、平均すれば1回あたり10%前後と考えられます。この確率を考慮すると、質問者の治療結果はまれなものではありません。さらに人工授精の回数を重ねることで、いずれどこかで妊娠に至る可能性もありますし、思いどおりにならない結果が続くこともあります。

まだ33歳で、1回は人工授精で妊娠されているので、あせらず人工授精でがんばり続けてみる、という選択もまちがってはいません。一方で、人工授精は1回1回の確率がそれほど高い治療ではなく、流産から6回連続して結果が出ていないとのことから、より高い確率での妊娠を希望されるなら、体外受精へのステップアップも検討してよいかと思います。

体外受精では、33歳の方の胚移植1回あたりの妊娠率は、全国統計で50%台となっており、人工授精に比べるとはるかに高い確率です。費用の負担はこれまでより大きくなりますが、2022年4月から体外受精も保険適用となり、以前よりも治療は受けやすくなりました。

1回で成功する保証はないものの、少しでも早く、より高い妊娠率を希望されるのであれば、体外受精のご相談をされてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい記事:体外受精とはどのような不妊治療?大まかな流れやよくある疑問

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妊活スタート!治療の流れ

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

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●病院の診療時間もチェック!
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あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

監修
監修

田園都市レディースクリニック院長、あざみ野本院院長。
東京医科歯科大学医学部臨床教授。東京医科歯科大学医学部卒業後、同大学付属病院、都立大塚病院産婦人科などをへて、2000年に横浜・青葉台に田園都市レディースクリニックを開院。14年に二子玉川分院を設立、19年にあざみ野に本院を拡張移転し3院体制に。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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