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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療 「男性不妊」が判明、そのとき メンズは何を思う?【これがリアル!男性不妊のホンネ座談会Vol.2】

「男性不妊」が判明、そのとき メンズは何を思う?【これがリアル!男性不妊のホンネ座談会Vol.2】

2024/03/07 公開
2024/03/16 更新

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I也さん:検査結果を聞くのは妻がひとりで、ということがほとんどでした。帰宅して妻の顔を見ると、“ああ、ダメだったんだな”というのがわかるんですよね。そこから話しをして、という繰り返しでした。

K介さん:うちも検査の結果は僕のかわりに妻が聞いてきてくれました。第一声は「全然動いてなかったよ~」だったかな。悲しいとか、怒ってるというより、明るく笑っていたと思います。

S史さん:うちは割といっしょにクリニックに行っていました。毎回毎回、精子の数値が悪かったので、自分は妻の顔さえ見れず、ただただ下を向く、みたいな感じでした。でも、数字が悪いのは、どうしようもない。けど、妻に対して申しわけなさもある。お互い何を話していいかわからなくて、トボトボ帰った記憶があります。

K介さん:何回か採精しましたけど、その日の体調とかによって結果はバラバラなんですよね。

S史さん:僕は仕事柄、生活が不規則になりがちなので、なかなか数値がよくならなくて。医師に精子の質をよくするためには生活環境を改善するのが最良と言われましたが、これが簡単そうでむずかしい。

K介さん:わかります。僕はとりあえず飲酒は控えました。

S史さん:僕はビールを飲む量がハンパなくて、500㎖を1日4本くらい飲むんです。

一同:えっ! !すご! !(笑)

S史さん:さすがにこの量は、と自分でも思いますけど、でもでも、妊活のためにお酒の量を制限されるのはキツイ!

K介さん:僕もお酒は好きだけど、さすがにそこまでは飲めない(笑)。気持ち控えめに、ですかね。

I也さん:僕はふだんから晩酌をしないので、禁酒断酒はまったく問題ありませんでした。

S史さん:ええっ。じゃあ僕も、多少はお酒を控えたことにしておいてください(笑)。

K介さん:それと、僕はタイトなボクサーパンツだと睾丸が締めつけられてよくないと主治医にアドバイスされたので、ゆるめのボクサーパンツにかえました。あとは亜鉛のサプリを試したり。

I也さん:亜鉛のサプリは僕も飲んでいましたね。

S史さん:僕は市販の亜鉛サプリと処方された漢方を飲んでました。日々努力して生活環境をととのえても、仕事がすごく忙しかったりすると数値が悪くなる。努力がすぐ数値に結びつかないというか、女性の治療とはまた別のむずかしさがあるよなと実感しました。

K介さん:どうしても波があるし。

I也さん:確かにこれをやったら数値が劇的によくなったという経験は、僕もないな。とはいえ、自分にできることは精子を出すことだけ。サプリも大事かもしれないけど、もっと根本的に、食生活にも気を配るのが大事だと思いました。

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【カウンセラー・平山史朗先生からのアドバイス】

今回のみなさんは生活習慣やサプリメントの摂取などを積極的にされたようですね。これは不妊治療の身体的な負担を一手に負う女性からすると、男性もいっしょに頑張っているという感覚を持ちやすくしたと思います。

反対に、「そんなの根拠がないから」とか「顕微授精してるんだから関係ないでしょ」という態度をとってしまうと、たとえそれが正論であっても(正論であるからこそ)、女性からは「なぜできることがあるのにしてくれないのか」という不満につながってしまいやすいのです。

純粋な医学的効果がそれほど期待できなくても、“積極的に治療にとり組んでいる”ことの証としての効果を考えて、医療以外の妊娠のための努力をするというのは立派に“意味のあること”なのです。

座談会Vol.3⇒妻には届きにくい 夫の苦悩…を語ります

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生殖心理カウンセラー(公認心理師・臨床心理士)。
東京リプロダクティブカウンセリングセンター代表。
広島市出身。広島大学教育学部心理学科卒業後、1997年より広島HARTクリニックで心理専門職による不妊カウンセリングを開始。98年米国にて生殖心理学の研修を修了。2002年より東京HARTクリニック生殖心理カウンセラー。21年生殖と不妊の心理支援に特化した心理相談室を開設。日本生殖心理学会副理事長。

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