そして初めての体外受精の移植へ!モニターで見守りながら大感動! 【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#15】

アラフォーのリアルな妊活・不妊治療をつづった、あかほしオリジナル連載。
あかほし主婦ライターのミキが「40代 不妊治療」のリアルを書いていきます。
↓これまでの妊活記録
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楽しみでしょうがなかった初移植。ついにその時が!
体外受精の採卵と受精確認を終えて、移植へと日々を重ねていっていた40歳の初夏。
2020年になってすぐ始まった新型コロナウイルスの混乱も、まさか1年以上かかっても収束しないどころか感染者が増えて続けて大阪は緊急事態宣言の真っ只中。
友人と出かけられるわけでも遊びに行けるわけでもないことを逆手に取って、私はじっと移植に向けて体を整える日々を過ごしました。
初めての移植へ向けてドキドキもしていたけれど、ここまで来たら受精卵をおなかに戻すことが楽しみでしょうがない気持ちへと変化していました。
採卵後の診察で自然周期法とホルモン充填周期法の説明を受け、通院回数も少なくコントロールがしやすいこと、今回は初めての移植ということでホルモン充填周期法を選択し、より妊娠率が高い胚盤胞を移植しましょうということになりました。
この日からじわじわと飲むべきお薬が増加。そして採卵後、飲んでいたピルが飲み終わり生理が始まったタイミングでホルモンの充填を開始しました。生理14日目にクリニックへ行くと超音波検査で、「うん、内膜12mmありますね。移植計画を立てましょう」とドクター。
診察で内膜が8mm以上あれば移植ができるので、この3日間ならいつでも大丈夫ですよとカレンダーを見ながらお話がありました。
…先生が言う「この3日間」とは1週間後。
やっぱり採卵と同じで急は急なんだなぁと思いつつ、ちょうど1週間後の夫の生まれ日を選んで移植の予約をしました。
お薬管理が大変でしたが、これも移植のためと思えばエンヤコラ。だんだん楽しくなっていきました。
移植当日はトイレを我慢!ゲン担ぎもやってみました
そして移植当日、自宅出発前から尿だめ(膀胱にしっかりと尿をためることで子宮が見やすくなるのだそう)をするため水をガブガブ飲み始めました。
すると割とすぐにうっすら尿意を感じましたが、その後どれくらいで尿がたまるかわからずおトイレをスルー!
私の移植は午後から。そのためランチをしてからでも大丈夫ということで、クリニックの近くでミラノ風カツレツをなんとなくゲン担ぎ的に美味しく食べました。
運よくスケジュールが合ったので、この日は夫も同伴。
今度こそ移植をそばで見守っておくれ!と思っていましたが、やはりコロナの影響で夫の立ち会い不可(聞いてないよ! みたいな感じでした…)。
しかし夫は移植が終わるまでロビーで待ってるよと言ってくれたので、お言葉に甘えることに(でもやっぱり、移植する卵の説明とか移植されるところを見てほしかった!)。
ネットで拾った子宝の神様・木村さんの画像はスマホの中に入れておきました。今もPCのデスクトップに置いてあります
リカバリールームに入り、培養士さんから今日移植する卵の説明が。
今回移植する卵のグレードや、無事融解できましたよという報告、そして今回の受精卵は着床の手助けをしてくれる培養液と一緒に戻しますという説明を受けて、前の患者さんの移植が終わるまで待機となりました。
できることは願うことのみ! と子宝の神様・木村さんの画像をひたすら眺めたり、亡くなった母(不妊治療の先輩でもあります)の写真を見ながら「頼むよ〜頼むよ〜」と話しかけたりしていると、看護師さんがお迎えに。
さっと夫に「いってきます!」とLINEを放り込み、いざ移植へ!
尿だめが成功しすぎて「漏れそうです」と看護師さんとお話ししながら採卵した時と同じ部屋に入るとスタッフさんが3人。ほんと、みなさんお世話になります! という気持ちで台の上へ。
そこで再び戻す卵についてお話を聞きながら、ふと見上げるとモニターにアシステッドハッチングを施されたらしい受精卵。これが私のおなかに戻るのか、なにかがピョンと出ていて可愛いなぁ…そんなことを思っているうちに、超音波検査からスタート。
「内膜9.5mmですよー」と言われてあれ? 先日の検査は12mmだったのに薄く…いやでも8mmあればいいって聞いたし、ドクターも「うん、内膜は大丈夫ですね」ということなので、本当にいよいよ始まっていくんだなあとドキドキしてきました。
いよいよカテーテル挿入!痛みはナシ!
念入りな消毒の後、カテーテルが挿入されるとドキドキが増してきました!
モニターには私の子宮がしっかり見えていて、別に痛いわけでも麻酔をしているわけでもないので「すごい〜モニターで見えるんですね〜」と言葉が口から溢れるのを我慢できませんでした。
そしてついについについに移植! 白くチカっとした卵がおなかに戻ったのがしっかり見えて大感動。
「おかえり! 待ってたよー!」と心の中で叫ぶと共に、なにこのすごい体験と目の前がキラキラするような思いでいました。どういうわけか深い感動に包まれている私に培養士さんが「尿だめしてくれていたおかげでとっても子宮が見やすかった」との言葉をかけてくださいました。
ありがとうございます! 漏れそうです! と思いつつスタッフのみなさんひとりひとりにお礼を言い、リカバリールームへと戻りました。
とりあえずベッドに横になり、おなかを撫でてみたり、気づけばおなかに声をかけていました。
だって今は確実におなかにいるんだもんな。妊娠しているかしていないかはこれからのことだけど、今は確実におなかの中にいる。
そう思うと、もう可愛い。とにかくおなかにしがみついてくれよ〜と小さくおなかをぽんぽんしながら「頑張れ」と言葉をかけたりしているうちに、これが私の妊娠体験のスタートなんだなと本当に不思議な気持ちになりました。
とにかく判定日まで自分が楽しい/心地いい/気持ちがいことだけ選んでやっていこう、そんなふうに思いながら移植後1時間はおトイレ我慢しました(だって、すぐ行ったら移植が台無しになりそうだったので…)。
そしてリカバリールームを出て夫の元へ行き、いかにすごい体験だったのか話をしましたが、イマイチ彼はピンときていないようでした。とほほ。
※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
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あかほし主婦ライター。関西在住・40代。中学生の頃から多嚢胞性卵巣症候群と付き合ってきた体でも、もしかしたら妊娠できるかも…という楽天的な考えをもったまま、結婚式、仕事との兼ね合い、金銭面や夫婦同士のタイミング、クリニックとの相性まで…。ありとあらゆる複合的な理由から、40歳で(ようやく!)本格的に不妊治療をスタート。
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